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富国生命保険 吉祥寺に賃貸オフィスビル

2022.10.24 11:12

 富国生命保険(東京都千代田区)は、東京都武蔵野市で、環境配慮型賃貸オフィスビルの開発に着手した。築50年を経過した旧耐震基準のマンションを解体しオフィスビルに建て替えるもので、着工は11月、竣工は、同社の創業100周年に当たる2024年3月を予定している。
 開発地はJR「吉祥寺」駅南側至近で、周辺には百貨店など多くの商業施設が集積する。建物は、敷地面積約1480㎡、延床面積約9450㎡、鉄骨造(一部CFT造)地上12階建て。基準階貸室面積は約610㎡で、レイアウトや用途の変更にも臨機応変に対応できる整形・無柱空間を実現。ワンフロア最大5分割が可能と、事業規模に応じた対応も可能。
 建物前面には、二重ガラスの間を空気が還流することで、建物の遮熱性能の向上を図るダブルスキン構造を採用。また感染症の拡散防止として、温熱環境をきめ細やかに調整できる空調システムに加え、一部に引違窓による自然換気を採用。環境性能は「ZEB Ready」相当を備える。さらには、多発する集中豪雨や巨大地震にともなうインフラ途絶への備えとして、72時間稼働可能な発電機や、トイレ用洗浄水と非常用排水貯留槽などを確保する。




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