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来年1月「横浜コネクトスクエア」竣工 エリア最大級の基準床面積約1256坪

2022.10.24 11:26

 パナソニック ホームズ(大阪府豊中市)、鹿島建設(東京都港区)、ケネディクス(東京都千代田区)は、横浜みなとみらい中央地区37街区で3社による協業体制で推進してきた大規模開発プロジェクトの施設名称を「横浜コネクトスクエア」に決定した。竣工は2023年1月を予定している。
 開発地周辺は、横浜美術館、ぴあアリーナMM等が近接し、ビジネス・エンターテイメント等の舞台として注目を集めるエリア。「みなとみらい」駅と「桜木町」駅の2駅3路線が利用でき、「桜木町」駅からはペデストリアンデッキによりスムーズなアクセスが確保されている。
 建物は敷地面積1万0082・20㎡、延床面積12万1726・85㎡、地上28階地下1階の複合ビル。
 低層部にはみなとみらい大通りに面したプロムナードや既存の街の特徴とリンクする4つの広場を設え、その間を商業モール等がつなぐ。20~27階は多様なニーズに応えるホテルを展開する。
 エリア最大級の基準階床面積約1256坪のオフィスは、働き方に応じ自由なレイアウトを実現する無柱空間。9階にはコワーキングスペースや貸会議室等を有するラウンジスペースを設け、カフェゾーン、カウンター、テレフォンブース、コンビニエリア等バリエーションのある空間を構築している。さらにインターナショナルスクールや英語対応可能な医療環境を有し、多国籍の人々が働きやすい環境を整える。
 BCP対策としては、電気設備の浸水対策や屋上ヘリコプターホバリングスペース等の防災機能を整備。電力供給システムは3回線スポットネットワーク方式を導入。3回線の停電時には非常用発電設備からオフィス専有部へ事業継続可能な電力を3日間供給する。ガスコージェネレーションも採用し、災害時の業務機能をバックアップする。




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