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スペイシーが顔認証AIシステムを導入

2018.02.19 17:01

シェアリングサービスのセキュリティ向上に貢献
 スペースの有効活用策として、シェアリングサービスの認知が広がっている。その一方で課題となっていたのがセキュリティ対策。この問題に対し最新技術を導入する事例が登場した。

 会議室やワークプレイスのシェアリングサービス「スペイシー」を運営するスペイシー(東京都港区)は、顔認識AI技術を搭載した「スペイシーパス」の導入を今月13日より開始した。
 この「スペイシーパス」は、事前に顔写真を登録し、タブレット端末のカメラに顔を近づけるだけでドアの解錠や入退室管理、店舗での支払いなどを行うというもの。タブレット端末で取得した顔データを顔認証AIで照合することで、使いやすさを向上させつつ個人の特定が可能となっている。これまで同社では、飲食店舗のアイドルタイムを活用したワークスペースの提供に取り組んできたが、不特定多数の人物が出入りすることから、セキュリティの向上が課題となっていた。「スペイシーパス」の導入によって顔認証で個人が特定できることから、同社ではセキュリティに関する課題の解消のほか、利用者の鍵の解錠や入退室管理がより手軽になり、商品購入の際も現金による面倒な支払いが不要になると期待を寄せている。




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