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東急コミュニティー 橿原市の複合施設をPFIで運営
2018.02.19 17:17
東急コミュニティー(東京都世田谷区)は、PFI事業における「八木駅南市有地活用事業(愛称「ミグランス」)の2月13日のオープンに合わせ、施設の維持管理・運営業務を開始した。
同事業は東急コミュニティーを含む企業グループが特定目的会社(PFI)を設立してすすめている。奈良県橿原市の近鉄大阪線「大和八木」駅の南側に複合施設を整備して、中心市街活性化と広域観光の振興を目指す。
施設は戸籍関係書類届け出の受付受理等を行い市役所分庁舎と、コンベンション施設、観光振興支援施設、展望施設、レストラン、ホテルなどの集客施設として利用される。東急コミュニティーでは施設運営にあたり、コンベンション施設でのインバウンド観光客獲得に向けたセミナーの開催や外国語教室開催、観光振興支援施設における情報発信や観光資源アピール、レストランにおいては地元の食材を生かした地産地消メニューを提供するとしている。
建物は延床面積1万5625㎡の地上10階地下1階。東急コミュニティーの事業期間は2月13日から2038年3月31日までの約20年間となっている。