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「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可 「渋谷」駅直結のオフィス棟とホテル棟の2棟開発
2022.11.28 11:47
三菱地所(東京都千代田区)が渋谷区道玄坂二丁目で権利者と推進してきた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」が、18日に東京都から権利変換計画の認可を受け、同社が特定建築者に決定した。着工は2023年度、竣工は2026年度を予定している。
同事業は、道玄坂一・二丁目をつなぐ南北のネットワークを形成し、その結節点に来街者の交流・憩い空間としての広場や樹木に囲まれた緑道を設ける計画。また、商業店舗・ホテルといった人々が交流する場を提供し、そこでの人々の活動から生まれる情報を発信することで、「渋谷」駅周辺から道玄坂に人々を誘引し、渋谷エリア全体の回遊性の向上並びに活性化に寄与することを目指す。また、防災機能の強化として、帰宅困難者のための一時滞在施設の整備を予定。
計画建物は、敷地面積約6720㎡、延床面積約8万7100㎡。オフィス・店舗等用途のオフィス棟と「TRUNK(HOTEL)DOGENZAKA(仮称)」が入居予定のホテル棟の2棟で構成される。
オフィス棟は、鉄骨造(地上)、鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)地上30階、地下3階、塔屋2階建て。京王井の頭線「渋谷」駅直結の高いアクセス性と各フロア1500㎡超の貸付面積を有する高機能オフィスビルを計画。
ホテル棟は、鉄骨造(地上)、鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)地上11階、地下2階、塔屋1階建て。