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森ビル　六本木ヒルズで防災訓練　体験型の訓練などを充実　逃げ出す街から逃げ込める街へ

2006.09.04 16:25

　森ビル（東京都港区）は９月１日、六本木ヒルズにて、全社員の参加による総合震災訓練を実施した。同訓練は、被災時におけるテナントや入居者、周辺地域住民の安全確保と、ビル機能の早期回復に重点をおいて、体験訓練ならびに通信確認訓練、復旧活動訓練などの活動訓練を行うもの。
　当日は、午前８時３０分より第一部である「体験訓練」、１０時３０分より第二部である「活動訓練」が行われた。第一部では、六本木ヒルズアリーナにおいて、対象者約２５０名が参加し、応急手当や救出訓練、救急搬送、井戸操作、炊き出しなどを行った。全社員参加の第二部では、六本木ヒルズ森タワー内の会議室等において、各班に分かれての活動訓練を実施した。
　同社では「逃げ出す街から逃げ込める街」を目指し、独自の震災対策要網を制定。災害用井戸の設置（１３ヶ所）や非常用食料などの備蓄（約２０万食）、人的体制の整備や各種訓練の実施など、非常時の活動を想定した取り組みを進めている。