週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ビック東海 新データセンターの建設を決定 既存センターの稼働率90%新事業展開などを睨み開発 新データセンターの建設を決定

2006.08.28 17:27

 インターネット・データセンター事業を展開するシステムインテグレーターのビック東海(静岡市葵区)は、「高規格次世代データセンター」をコンセプトに新データセンターの建設を決定した。
 現在、保有するデータセンターの稼働率が約90%に達したのを機に、今後の需要造と新たな事業展開を睨んで決定。情報処理、データ伝送、光ブロードバンドインターネットおよびモバイル通信事業など、全事業に渡る広範な事業展開を支える基盤設備として、各事業との相乗効果と情報通信分野の需要拡大に対応する。
 グループの東海ガスから静岡県焼津市小柳津西ノ宮24-1に、約3億円で土地を取得した当社は、地上5階建、延床面積8135㎡のデータセンターを建設する。投資の適正化および効率化の観点から、2期に分けた計画とし、第1期には387のラックを設置。第2期に438台を増強する計画だ。投資総額は約54億円を予定している。
 建物は、安全性、信頼性のための高規格化、高性能化、無停電化、冗長化および床荷重1250kgの免震構造を施した次世代の高規格データセンターを予定するという。
 なお、第1期の着工は本年10月を予定。来年12月に建物が竣工し、平成20年4月に本格稼働する予定だ。




週刊不動産経営編集部  YouTube