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<新戦略>スペーストラスト 不動産売買仲介事業を強化 管理ビルの売却情報など窓口業務を積極的に展開
2006.08.28 17:40
銀座・赤坂・六本木・新宿・渋谷にて商業ビルの不動産賃貸および不動産管理・PM事業を展開するスペーストラスト(東京都中央区)では、不動産売買仲介事業を強化する。
「現在でも売買仲介を手掛けていますが、これまでは、オーナーなどから依頼されれば手掛ける程度でした。今後は積極的に売買情報を取得していきます」(代表取締役 晴山憲治氏)
同社が管理する約400棟におよぶ商業ビルの内、昨年度は5~6%においてオーナーチェンジがあったという。新オーナーの多くは不動産ファンドや買取業者で、再度売却を検討するケースも多い。そこで、こうした情報を取り扱うと共に、既存管理ビルのオーナーが資産売却を検討する際にも窓口となることで売買情報を集約する。
「東京における主要繁華街の不動産売買価格および賃料水準は上昇傾向にあります。地元に密着して、常に最新の情報を扱っている立場から、物件売却時のアドバイザリーを行い、売り手、買い手が共に満足のいく取引の実現を目指します」(晴山氏)
ビル売却情報を川上で押さえて、コア事業であるPM、不動産管理・賃貸仲介業務との相乗効果を計る方針だ。