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「天神二丁目南ブロック駅前東西街区」計画概要公表 敷地を大街区化し広場・歩行者ネットワーク・複合施設を整備
2022.12.12 10:52
新天町商店街商業協同組合(福岡市中央区)、新天町商店街公社(福岡市中央区)、パルコ(東京都豊島区)、西日本鉄道(福岡市博多区)、三井住友銀行(東京都千代田区)の5者は、「(仮)天神二丁目南ブロック駅前東西街区プロジェクト」の「天神ビッグバンボーナス」の取得に向けて福岡市に計画概要書を提出した。開業は2030年を予定している。
「天神ビッグバンボーナス」は、天神の魅力向上に資する一定の要件を満たす、魅力あるデザイン性に優れたビルとして認定し、それに応じてインセンティブを付与する制度。
同計画では歩行者と自動車が交錯する交通環境を改善。駅前の滞留及び賑わい・憩い空間不足を解消するため、現状細分化されている街区の再編を行う。誰もが憩える空間としての広場や安心・安全な歩行者ネットワーク、駐車場共用車路の東西接続等について東西街区が共働して整備を行うことで、複数街区にまたがる、段階的および連鎖的なプロジェクトを目指す。
東西街区区域面積約2・2ha、敷地面積約7900㎡の東街区と敷地面積約5900㎡の西街区で構成される。築86年のパルコ本館・三井住友銀行、築約46年のパルコ新館、築約54年の天神町ビル、築約61年の西鉄福岡駅ビルの敷地を一体化させ東街区とする。また、築約56~68年の新天町商店街の敷地を西街区とする。