不動産トピックス
クローズアップ レンタルスペース編
2018.02.05 11:20
近年活況を呈しているレンタルスペース業界であるが、増加する一方で他社との差別化や独自性も求められており、熾烈な競争が発生しているエリアもあると聞く。コワーキングスペースと併設し、付加価値としてアピールする展開も増加している。
TABI LABO 「BPM」の運営を開始
ミレニアル世代の完成を刺激する新たなイベントスペース&カフェ
ライフスタイルメディア「TABI LABO」の運営と企業のブランドコミュニケーション支援を行うTABI LABO(東京都世田谷区)は先月25日、新たなイベントスペース&カフェ「BPM」の運営開始を発表した。
ライブやコンサートといったリアルな体験価値を提供するイベントやスペースの需要拡大に伴い、企業のブランドコミュニケーションにおいても、ユーザーと企業ブランドとの絆を生み出す「リアルな体験」が重要視されている。が、そのような体験を提供する既存のイベントスペースは共感させるイベント体験を作り出すことが難しいという課題がある。TABI LABOは、この課題を解決するため、自ら運営するイベントスペース&カフェ「BPM」を新たに開設することにした。
「BPM」は、ミレニアル世代などに対して、Webやスマートフォンのコンテンツ、情報発信だけでは伝えきれなかったリアルな体験を提供し、感性を刺激するための空間。名前であるBPM(Beats Per Moment)は、この場の熱量とグルーブ感、異なる価値観にふれることを通して、「体感」を作り出す事を意味している。
TABI LABOは「BPM」を通じて、ミレニアル世代の感性を刺激する、新しいリアルな体感型コンテンツの提供を模索・追求していく方針だ。
マックスパートの貸し会議室「フクラシア」
JR「東京」駅近辺で3店舗を運営
貸会議室「フクラシア」を運営するマックスパート(東京都中央区)は「東京」駅近辺で3店舗開業しており、うち2店は昨年オープンしたばかりだ。2017年6月に八重洲、10月に丸の内オアゾでスタートし、従来の「フクラシア東京ステーション」と合わせ、東京駅を囲むように展開している。
丸の内オアゾは「東京」駅北口から地下通路で徒歩1分の好立地にあり、鮮やかな青を基調とした高品質の広々とした受付スペースを用意。15、16階からの眺望も良くまたメイン会議室は天井高3・8mと贅沢に空間を使用。
経営統括部 営業統括企画・販促プロジェクトの亀田英則氏は「『東京』駅から直結というアクセスの良さは地方からのお客様にも好評いただいております。丸の内は外資系企業の利用も多く、いずれは受付等のサービスも外国語対応可能としたいと考えています。また、当社の東京3店舗はそれぞれ違うコンセプトで作られておりますので、100名超の大きな会議から少人数のミーティングまでご案内可能です」と語る。
数カ月先の予約もあり既に好調のようだが、さらなる新規店舗は現時点では未定とのこと。当面は東京3店舗で進めていくようだ。
大阪のイノベーション拠点「billage OSAKA」 MJEが会員受付の募集開始
シェアスペース・イノベーション施設の企画・運営を行うMJE(大阪市中央区)は、今年4月に開設するイノベーション拠点「billage OSAKA(ヴィレジオオサカ)」のオープンに先立ち先月22日から、コワーキングスペースとレンタルオフィスの固定席の利用希望者の募集を開始した。
「billage OSAKA」は、中央区本町に大阪の「新たなイノベーション施設」として今年4月にオープン予定。コワーキングスペース、セミナースペースを設置し、企業の支援、資金調達の支援、コミュニティ形成の支援などを実施する。募集会員は、コワーキングスペースの利用希望者、レンタルオフィスの利用希望者、固定席の利用希望者など。