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秋葉原クロスフィールド ドライミスト装置を備えたエスカレータ始動 東京都のヒートアイランド補助事業

2006.08.14 16:48

 8月1日、秋葉原クロスフィールドの表玄関にて、ドライミスト装置を備えたエスカレータ「冷んやリフト」が稼働開始した。
 ドライミスト装置は、人工的に微細な霧を発生させ、気化熱により周辺の気温を下げる仕組みで、昨年開催された愛知万博や六本木ヒルズでも採用されている。東京都は、ヒートアイランド対策を推進するため、ドライミスト装置を設置する施設や土地の所有者・賃借者に対し費用の一部を補助する旨の要項を発表しており、今年6月、クロスフィールドマネジメント(東京都千代田区)の提案他1件が採択された。
 クロスフィールドマネジメントは、NTT都市開発、ダイビル、鹿島建設のデベロッパー3社で構成されるUDXグループ。東京都発表の「秋葉原まちづくりガイドライン」に基づいて公募売却された秋葉原駅前都有地を購入、「人の交流、情報の交流、産業の交流」をテーマに街づくりを行っている。中核となる「秋葉原クロスフィールド」は地上31階地下2階の秋葉原ダイビル、今年3月にオープンした秋葉原UDXビルで構成される。今回ドライミスト装置が設置されたのは、秋葉原駅西側交通広場内の道路施設である、秋葉原駅前歩行者デッキ「AKIBA-BRIDGE」内のエスカレータ。JR線内部や秋葉原駅ホームからも確認することができる。




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