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平河町二丁目地区市街地再開発準備組合 地上24階建ての事務所・住宅・店舗等複合ビルを計画 特定業務代行に大成建設
2006.08.14 16:54
森ビル(東京都港区)などが参加する平河町二丁目地区市街地再開発準備組合(東京都千代田区、理事長新井京一氏)は、8月7日開催の臨時総会において、大成建設(東京都新宿区)と特定業務代行契約の締結に向けて協議していくことを決定した。
同計画は、平河町二丁目東部南地区の12名からなる権利者による第一種市街地再開発事業で、今年の2月に都市計画決定の告示を受けている。0・7haの敷地に、地上24階地下3階、延床面積5万1500㎡の事務所、住宅(140戸)、店舗、駐車場用途の複合ビルを建設する計画だ。
同時に北側区道を幅員6mに拡幅整備し、敷地内に歩行者通路、広場などを新設するとともに、計画敷地の南側青山通りと北川道路までの高低差7mを解消し、通路部分にエスカレーター、エレベーターを設置するなど地区の利便性向上も図っていく。
なお、特定業務代行の範囲は、施設建築物の施設設計業務、施設建築物の工事、保留床の処分(1階店舗部分)、事業推進のための支援・協力(補助金交付申請等対応・権利者への対応支援など)となっている。また、地区のほぼ中央を東京地下鉄半蔵門線が通過していることから、地下鉄構造物に支障をきただない、十分な構造耐力及び良好な居住性能を有した建物を計画し建設することも特定業務代行者に求められている。
同事業は、平成18年度中の再開発組合設立及び権利変換の計画の認可、工事着手を目標に推進していく。