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「明治安田生命広島ビル(仮称)」着工 生保の営業拠点を賃貸オフィス付きビルに建替え
2022.12.26 11:14
明治安田生命保険(東京都千代田区)は、21日付で「明治安田生命広島ビル(仮称)」を着工した。竣工は、2025年1月を予定している。
前身の「明治安田生命広島ビル」は、1972年に広島の同社営業拠点として竣工。竣工後約50年が経過し老朽化が進んだことから、新たにオフィスビルとして建替える。
計画では、敷地面積約1860㎡、延床面積約1万6670㎡、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)制振構造、地上14階のオフィスビルとなる。オフィス街の新たなランドマークとなり、広島の今後のオフィスビルのスタンダードとなるべく、「確かな安心を、いつまでも」の体現をめざしたビルを建築する。
具体的な計画としては、換気能力の向上等、ウィズコロナを見据えた感染症対策や快適なリフレッシュ空間の設置等、誰もが健康で安心して利用できる環境づくりを行なう。また、災害時には、インフラが断絶されてもオフィス利用者を72時間支える環境を整える。
また、誰もが気軽に入館し安らげる空間を備えたエントランスホールや歩行者に癒しをもたらす緑化空間等を配する。
今回の計画では再生可能エネルギーの導入を予定している他、屋上に設置する太陽光パネルでの一部自家発電等によりCASBEE建築SクラスおよびCASBEEウェルネスオフィスSクラスの取得が可能な建物とする。