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スペースマーケット スペースシェアから見る「世の中トレンド2022」発表
2023.01.02 15:30
スペースマーケット(東京都渋谷区)は、スペースの貸し借りプラットフォームサービス「スペースマーケット」における、2022年の利用動向をまとめた「スペースシェアからみる世の中トレンド2022」を発表した。
まず今年の需要として挙げたのが「推し会」利用。特定の芸能人や声優、漫画やアニメのキャラクターなどを仲間と一緒に応援する「推し会」を目的に、スペースマーケットによるレンタルスペースの利用ケースが増加。2年で9倍、3年で18倍と大きな飛躍を遂げた。新型コロナにおける行動制限の緩和が起因していると見られる。
また「サッカー観戦」の利用が22年9月~11月の2カ月間で27・6倍に伸展。W杯の開催、チケット完売のスポーツイベントが増えたことから、プライベートビューイングの需要が増加したとみられる。プロジェクターで臨場感が味わえること、深夜帯でも安心して仲間同士で集まりやすいこと、貸切空間のため混雑を回避できることなどが人気の理由となっている。
さらには「ママ会」利用の、ダンス・楽器練習の需要増に伴うレンタルスタジオの人気も目立った。ダンスや楽器練習を目的とした利用は昨年に入ってから特に増え、昨年比で約1・5倍の利用率となっている。
これら利用データをもとに、今後のトレンドとして同社が注目するのが「チームビルディング」の利用。チームビルディング目的の「社内イベント」利用が1年で2・4倍に増えていることから、今後もレンタルスペースでオフサイトミーティングの実施、社員会などの利用が増加してくると推測している。