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<新ビル計画>安田不動産 三洋貿易との共同ビル建設に着手
2006.06.12 17:15
安田不動産(東京都千代田区)は三洋貿易(東京都千代田区)との共同ビル「(仮称)神田錦町211ビル」の建設に着手した。本計画は、三洋貿易本社ビルと隣接のNKFビルを取り壊し、両敷地一体での開発を行うもの。1526・81㎡の敷地に、建築面積1250・75㎡、延床面積1万949・72㎡、地上9階、高さ39・6m、S造(柱CFT)の事務所・店舗・駐車場の複合ビルを建設する。
計画地は、ビジネスの中心地「大手町」にほど近く、皇居も望める眺望。外観は石とガラスのテクスチャー、奥行きを持たせたエントランスで、グレード感を演出する。
基準階面積は、959・35㎡で、天高は2800mm、長方形の無柱空間でレイアウトしやすい貸室空間に、貸室扉やエレベーターにICカードセキュリティ、パウダーコーナーを充実させたトイレ空間、冷暖フリー型個別空調などの高水準の設備機器を導入。さらに、空調増設ニーズに対応する各階室外機置場の設置や、エントランスホール及び各階エレベーターホールでのセキュリティゲート、専用室内でのトイレやシャワーなど水まわり設備の設置に対応する柔軟な設計を取り入れた。
現在、既存ビルの解体工事中であり、年内には新ビルの建設に着手、平成20年5月末の竣工を目指す。新ビルは三洋貿易本社として使用し、残るフロアはテナントに賃貸する予定だ。