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<ビル運営の新形態>森ビル 六本木ヒルズ屋上庭園で田植えを実施 アークヒルズの広場ではローズフェスティバル開催
2006.05.29 15:58
森ビル(東京都港区)は、コシヒカリ誕生50周年を記念して、近隣住民やテナントワーカー計50組に参加を呼びかけ、六本木ヒルズのほぼ中央、地上約45mに位置する屋上庭園の水田(水田面積約130)にて、6月3日(土)(10時30分〜12時30分)に田植えを行う。これはコシヒカリの生まれ故郷である福井県とのコラボレーションで実現するもの。福井県農業試験場にてコシヒカリの形質を50年間大切に守り続けてきた原種、その直系の苗を福井県が提供し、さらに参加者の一部が、福井で昔から農作業の時に身に着けていた「早乙女」の衣装を着用する。
同社では、先週末に今年で20回目となるアークヒルズのアーク・カラヤン広場にバラの名花200種をちりばめた「ローズフェスティバル2006」を開催し、弦楽器によるライブコンサート、バラの育て方が分かるワークシップを企画するなど、所有ビル内でのイベントを積極的に開催している。
同社が推進している単なる仕事場としてのオフィスビルではなく、街の活性化、コミュニティ拠点としてのビル運営を反映しているといえるだろう。