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不動産業界往来

2006.05.15 17:30

■ダイビル社長に商船三井佐藤氏が就任
 ダイビル(大阪市北区)は、代表取締役の異動を含む役員の異動を発表した。新代表取締役社長には、現、商船三井代表取締役(副社長執行役員)の佐藤博之氏が就任。現社長の廣瀬忠邦氏は相談役に引く。常務取締役には人事部長兼内部監査室長の井林與市氏、企画開発部長兼技術部長の吉村哲氏がそれぞれ就任する。

■NTT都市開発、役員異動
 NTT都市開発(東京都千代田区)は6月22日付で役員の異動を実施する。新任取締役候補として日本電信電話第五部門担当部長の山本康裕氏、新任監査役候補としてエヌ・ティ・ティ・トラベルサービス代表取締役社長榎彦左エ門氏、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ経営企画部担当部長佐藤健治氏が就任を予定。現、取締役の佐鹿康夫氏、中川裕氏、常勤監査役大谷光春氏、監査役武藤弘和氏は退任する。

■IDU,ダイア建設グループと提携
 不動産オークションを運営するアイディーユー(大阪市北区・IDU)は、ダイア建設(東京都新宿区)ならびに関連会社のダイア管理およびダイアリビングサービスと業務提携を行う。業務提携の内容は、ダイアグループにおいて発生する不動産流通において「MOTHER’SAUCTION」を活用。また、マンションを中心とした売買時に発生する買換え希望住戸の下取りスキームを構築し、ダイア建設新築分譲の販売促進を行う。ダイアリビングサービスおよびダイア管理の事業展開の告知もオークションを活用する。

■第一建物管理へオリックスが資本参加
 オリックス(東京都港区)は、独立系マンション管理会社である第一建物管理(大阪市中央区)の代表者退任に伴うMBO実施のため、発行済み全株式を既存株主より譲り受けた。第一建物管理は、業歴29年を有し、近畿圏を中心に建物・施設の総合管理業務を手掛けている企業。管理戸数は2万戸を超える規模で、全国展開も視野に入れているという。今後は第一建物管理の役職員から10%の出資を仰ぎ、オリックスから取締役3名、監査役2名を派遣。オリックスグループの不動産関連事業ノウハウやネットワークを活用することで事業拡大を目指す。

■クリード、ドイツに現地法人を設立
 クリード(東京都千代田区)グループでは、ドイツ不動産市場へのアクセスを強化する観点から現地法人「クリード・ドイチェランド」を設立、今月事務所を開業した。当面はベルリン市内の中小規模の居住用不動産を投資対象とし、現地法人が調査・ソーシングした不動産にクリードが投資していく。既に5件の不動産売買契約を締結済みだということで、早期に100億円規模の投資を目指す。




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