不動産トピックス

過熱する投資市場の現場から

2006.04.17 11:16

グローバル・ファイナンシャル・サポート 利回り8.4%以上の高配当が投資家の支持得る 「HOPEα6」の売れ行き好調
 グローバル・ファイナンシャル・サポート(東京都渋谷区)の不動産金融商品「HOPEα5」が好調な売れ行きを見せている。「HOPEα」シリーズは、1口50万円から参加できるレジャーホテルの匿名組合契約による証券化・小口化商品である。その人気の理由として、8・4%〜12%という高い配当利回りが挙げられる。
 なぜそこまでの高い配当が出せるのか。それは、平均1日3回転という高い客室回転率、そしてパート活用、リネン費、燃料費など、必要最小限のコストで運営可能なローコストオペレーション、これらを背景とした営業利益率の高さにある。
 現在、販売中の「HOPEα6」の対象物件は「「U・F・G・CLUBHOTELAromaComfort」。JR常磐線「土浦」駅より3・2km、また常磐自動車道「桜土浦」I・C・より約10分に位置する、地上1階建て、延床面積1365・87㎡(客室数22室)からなる2006年6月オープン予定のホテルである。
 出資予定総額は10億円(内、優先出資予定総額8億円、劣後出資予定総額2億円)で、募集優先出資予定総口数は1600口(一人当たりの限定数なし)。1口50万円からの出資で、分配金は年2回となっており、5年間の運用期間中、1年目の予定配当利回りは8・4%だが、2年目以降はノンリコースローンの活用により12%まで拡大する。
 投資家に好評を得ているのが、同社が積極的に開催している無料セミナーである。レジャーホテルの仕組みを理解し、商品の理解が進んできたことから、「HOPEα」の新商品が販売されるごとに出資するリピーターも増えているという。

ディックスクロキ 表面利回り74.%で売却予定 札幌・大阪での物件開発に着手
 ディックスクロキ(福岡市中央区)は、札幌・大阪での物件開発に着手した。
 デベロッパーとして福岡・東京・鹿児島・熊本の各市内で賃貸マンションを供給しているが、当面ファンドによる物件取得が継続すると予想。またその中でJ-REITにおいても地方都市の住居系不動産のポートフォリオが過少であるため、大型の賃貸マンション開発に対するニーズが根強いと考えていることから、今回の大阪・札幌エリアでの開発に着手するに至ったという。
 大阪の「(仮称)吹田市江坂町1丁目マンション」は、大阪市営地下鉄御堂筋線・北大阪急行電鉄南北線「江坂駅」徒歩3分に位置する、地上13階、延床面積3444・14㎡の共同住宅で、物件価格は約14億円。平成20年3月期中竣工・引渡で、売却予定表面利回りは7・4%を予定している。
 また、「(仮称)札幌市中央区北5条東2丁目マンション」は、JR札幌駅徒歩6分に位置する地上15階・地下1階、延床面積8890・80㎡の共同住宅で、物件価格は約20億円だ。平成20年3月期中竣時工・引渡の予定で、売却予定表面利回りは約7・4%となっている。
 なお、大阪エリアについては、今後も積極的に用地取得を進め、また、札幌市については、ファンドからのオーダーベースでスポット的に開発を行う予定だ。




週刊不動産経営編集部  YouTube