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<注目企業>DTZ・デベンハム・タイ・レオン 世界40カ国、192拠点で不動産サービス提供 欧州系不動産ファンドのアクイジション業務展開
2006.04.10 12:05
1853年に英国で設立したディーティーゼット・デベンハム・タイ・レオン(日本支社は2001年設立・東京都港区)は、世界40カ国、192拠点で展開する不動産サービスプロバイダーである。サービス領域は、世界規模で展開する企業の不動産戦略をサポートする「グローバルコーポレートサービス」から、開発のプランニングからプロジェクトの推進を行う「プロジェクトサービス」、PM&FM、投資顧問、鑑定評価、リサーチ&コンサルティングまで幅広い。日本支社では主に、グローバル企業からのコーポレートリアルエステート業務の受託や、欧州およびオセアニア地区の不動産投資ファンドから依頼を受けて物件取得(アクイジション)の代理業務を行っている。
「米系の不動産ファンドと異なり、欧州系の不動産ファンドは比較的安定的な利回りを求める傾向にあります。我々は、国内ファンドの出口を迎えているものや、50億〜100億円規模の優良なアセットを欧州の投資会社に紹介しています」(高本将由氏)
アジア全域の不動産を投資対象として見た場合に、日本の調達金利水準の低さと、賃料などの上昇も狙える不動産賃貸市況はまだまだ魅力的なものだという。
「主要都市におけるオフィス、レジデンス、商業施設など積極的に物件情報を集めていきたいと考えています」(高本氏)