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エアロファシリティ 新方式の「エアロ・エックスマネジメント」考案 全室東京タワーが見える部屋を実現
2006.03.20 15:37
ヘリポートプロデュースおよびヘリコプター装備品を販売するエアロファシリティ(東京都港区)は、新しいマンションのスタイル「エアロ・エックスメゾネット」を考案した。
東京タワーや海の景色はマンションやホテルを建設する上で付加価値となる要素だけに、出来る限り多くの部屋で良好な景色を見られる設計が求められる。これに対応するものとして部屋を上階、下階に分けて階段でつなぎ交差させる「クロスメゾネット」が考案されたが、この方式では1つの通路に対して最大4部屋しかとることができないなど仕様できる条件が限られていた。
新方式の「エアロ・エックスメゾネット」は通路を2フロアに1本として建物の中心に配することで、通路を挟んで上階、下階を組み合わせ1本の通路で複数のメゾネットタイプの部屋を設置できる構造としている。考案者の木下氏は「事務所から見える東京タワーを眺めつつ、すべての部屋で東京タワーを見るにはどうすれば良いかを考えた」と語っており。現在詳細な図面の作成などを行っている。事業化に向けて動き出した背景は、同社が準大手ゼネコン前田建設の出資を受けており建築設計に関するノウハウを持っていたことがあるという。
現在特許出願中で、今後はディベロッパーなどへプランを提案していく。