週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

<販売好調>リングアンドリンク 販売したシステムが1000台を突破 HP使いこなす秘訣は徹底した追客にあり!!

2006.02.20 13:06

 不動産業界はIT化が遅れた業界……、といわれたのは数年前のこと。最近では中小不動産会社でもホームページを運営し、営業サポートとして活用している。いや、むしろ中小事業者のほうがITを使いこなしているようだ。今回は、そんな不動産会社を影から支えるシステム会社に話を聞いた。
-『@dream2000』販売数が1000台を突破したそうですね。開発のきっかけは?
金丸 不動産賃貸・売買業では、ショッピングモールのようなウェブサイトよりも、地域性のあるホームページを作るほうが有利だと考えました。
-特徴は?
金丸 小規模の不動産企業ではパソコンを扱える人材が少ないため、データ入力などワンタッチで操作できるよう工夫しました。データベースを整備することで見込み客への物件紹介を迅速に行い、営業をバックアップすることができます。サービス内容としては物件検索・マッチング・検索結果送信機能などがあります。
-好評の理由は?
金丸 顧客は、取引を終えた後でもサイト情報をまめにチェックしている場合が多いので、サイト管理者の人々には情報提供を続けることをおすすめしています。徹底して追客することで物件を求める他の顧客を紹介してもらえるチャンスが広がり、新規の顧客獲得にもつながりやすくなるのです。
-導入価格は?
金丸 100〜150万円で設定しています。システム導入後のこまやかなフォローを行うために、ある程度の人件費を見込んだ価格設定が必要だったのです。
-フォローというと?
金丸 不明点があった際、すぐに対応できるサポート機能のことです。これを充実させるために、コピー機の販売やメンテナンスで不動産会社に直接訪れることの多いキヤノンシステムアンドサポートと組んでいます。
-導入後の反響は?
金丸 上々です。ある不動産会社が、1人で半年60万円の売上だったところ、システム導入数年で1億円の売上にまで成長した実績など多くの不動産会社で売上向上に貢献しています。




週刊不動産経営編集部  YouTube