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旭化成ホームズ 前払い地代方式による定期借地権を活用 30年一括借上による賃貸住宅事業を開始
2006.01.30 11:27
旭化成ホームズ(東京都新宿区)と同社の100%子会社である旭化成不動産は、前払い地代方式を活用した建物譲渡特約付定期借地権による賃貸住宅事業「土地活用30年一括借り上げシステム」を2月1日より開始する。
旭化成ホームズでは都市部を虫人に「へーベルメゾン」のブランド名で賃貸住宅の建築請負事業を展開すると共に、建築された建物を旭化成不動産が一括して借り上げて運営する「30年一括借り上げシステム」を提供している。
今回開始する事業では旭化成不動産が土地所有者から30年後の建物譲渡特約を設定した定期借地契約によって土地を借り受け、賃貸住宅を建設して経営するというものだ。その際に土地所有者は30年分の地代を一括して前払いを受けることも可能となる。
全額前払いを利用した場合、土地所有者は30年間の定期借地権に見合う対価(土地価格の半額程度)を一括して受領することができ、リスクを回避しながら土地を手放すことなく使途の自由な資金を調達できる。30年経過時に土地所有者は、建物の法的償却後の償却残高で建物を買い取ることで土地の返還を受けられると同時に日続いて賃貸住宅経営が可能だ。