不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2012.04.09 13:59

コクヨファニチャー オフィスワーカーの集中とコミュニケーションを両立
課題発見・解決型ワークスタイルを支援
 コクヨグループのコクヨファニチャー(大阪市東成区)は、フランス生まれのデザイナーのグエナエル・ニコラ氏がコンセプトデザインした、サークル型ワークステーション「HARMONii(ハーモニー)」を展開している。
 同製品は円弧状天板を複数連結して隣席と連続するサークル型デスクレイアウトを構成するワークステーションとなっており、外側向きの着座で隣の人が視覚に入らないため集中して作業することができるほか、内側向きの着座でチーム内メンバー同士で瞬時の交流が可能になるので、個人能力と組織力のポテンシャルを高めることに貢献している。
 また、プロジェクトチームの人数増減に対応するため天板下の足元をフリーにした構造を採用。半円形状型のレイアウトの割り付けや一部天板の中抜き型レイアウトも応じることを実現しており、フレキシシビリティと機能性を備えている。
 なお、天板表面の奥側には配線取り出し用の配線カバーを設けているうえ、オプションとして電源コンセントやPCハンガーをラインアップ。
 バリエーションは、サークルレイアウト4種類(外寸径約4800mmの7人用・9人用、LED照明の有・無)、ハーフレイアウト4種類(半円形状の4人用・5人用、LED照明の有・無)、センターテーブル(直径1200mm/H720mm)を取り揃え、年間販売目標を1億円としている。

OPTILED LIGHTING 色温度を新規に2種白色・電球色を追加 発光効率が15%以上高い商品を提供
 LED照明専門メーカーのOPTILED LIGHTING(東京都台東区)は、直管型LED照明の「REALTUBE」シリーズのラインアップを4品種から18品種へと大幅拡大し、4月1日から販売している。
 電力料金の値上げを背景に照明のLED化の動きが加速。直管型LED照明でシェアトップクラスにあり、長い市場実績を持つ同社では省エネ対策や節電対策用として高まる需要に応えるべく、同製品の展開を目指している。
 昨年来、最も販売数量の多い同社の主力商品である同シリーズの「OPJー1200XA」に色温度を新規に白色の4000K(ケルビン)と電球色の3000Kの2種を追加。さらに発光効率が15%以上高い商品も加え、店舗・施設の照明において選択肢を提供できるようになっている。また、明るく・光効率の高いXBシリーズを40形に取り揃え、照明器具がなくても設置できるシームレスタイプを用意し、間接照明や店舗用連続照明などに利用が可能だという。
 その他にも、屋外対応型HID代替LED照明器具「OHPー2515F・D(旧名「P5300CW」)」の色温度5800Kに色温度の4000Kを追加。駐車場など長時間の照明が必要な環境において高いコストパフォーマンスを提供することができ、照明シーンに合わせて選択の幅が広がっている。

鎌倉製作所 消費電力を大幅に抑えて新登場
 鎌倉製作所(東京都港区)は昨夏、暑さ対策と節電に好評だった気化式涼風扇「アクアクールミニ」をモデルチェンジし、消費電力を大幅に抑えて5月上旬に発売する。
 新モデルの「AQCー500M2(50Hz/270w・60Hz/290W)」は節電下での使用のため更なる省電力をコンセプトにしており、従来モデルの「AQCー500M(50Hz/450W・60Hz/570W)」と比較し、消費電力を40~49%低減。さらに、キャスターは大きく堅牢性を高めて移動を快適にし、幅広い使用場面に合うように風の吹き出し口にガードネットを標準装備している。
 なお、同製品の特徴として、スポットエアコンのような排熱による心配がなく、省エネ性に優れているうえ、最大で1分当たり100㎥の大風量を実現。
 また、コンセント電源による電源供給仕様で設計されているほか、ホース接続による自動給水のどちらでも使用が可能となっている。
 スイッチで風速を強・中・弱と3段階調整をすることができ、工場や倉庫といった空間をはじめ、ビルのエントランスや商業施設などにおいても冷却効果が期待できるという。

東芝ライテック チョークレス水銀ランプとほぼ同等の明るさを実現 自然な光色を採用して幅広い使用環境に対応
 東芝ライテックは「EーCORE(イー・コア)」LED電球シリーズに、同社独自の光学設計によりビーム角を110度に設定し、従来に近い配光を実現した「反射形(チョークレス水銀ランプ形)19W」をラインアップ。発売を開始した。
 同製品は、屋外の看板用照明や広告塔などで広く使われているチョークレス水銀ランプ160W形(反射形)とほぼ同等の明るさを有している。また、消費電力19Wを達成し、チョークレス水銀ランプ160W形(反射形)と比べ、約88%の消費電力を削減することができ、定格寿命4万時間経過時点で電気代は約12万4000円お得だという。
 その他にも、看板照明に求められる自然な光色の採用と平均演色評価数によりサイン広告などを効果的に照射することを実現。使用環境はマイナス20度から35度までの仕様なので屋外はもとより、電源電圧は100V/200V(使用範囲±10%)に対応しているため電圧が多少不安定な場所でも安心して利用することができる。
 なお、万が一に備えて落下防止ワイヤーを同梱しているほか、同社のチョークレス水銀ランプ160W形(反射形)とほぼ同サイズかつ同形状ということもあり、器具を交換することなく、そのまま置き換えることが可能となっている。

ライオン事務器 利用者の要望・用途に合わせて多彩な品種をラインアップする コンセプトに基づいてコーディネートが可能
 ライオン事務器(東京都中野区)は多彩な品種を取り揃え、オフィスのコンセプトに基づいて幅広く対応することができる壁面収納システム家具シリーズ「Vシリーズ」を発売した。
 同製品はスタンダードなオフィスとして、奥行310mmの省スペースタイプなどを利用して共有収納スペースを創り出すことが可能なうえ、文房具やプリンター周りの共用備品をストックできるユニットや分別廃棄をサポートするユニットを組み合わせてプリントスペースおよびダストスペースの演出を実現している。また、個別収納スペースや上着などを架けるオープンロッカー型などをラインアップし、フリーアドレスなどの自席を固定しないオフィスを構成することができる。
 従来の用途のみならず、組み合わせ方法を変更することで、近年注目されている創造力を高めるクリエイティブオフィスにも対応。また、リフレッシュ空間におけるカフェコーナーをカウンターユニットとして利用することが可能となった。
 なお、同製品は地震などの被害を防ぐために様々な対策が施されており、両開型・引戸型・引出し型の扉にラッチ機構を備え、収納物が飛び出す危険性を軽減しているほか、窓は割れにくく丈夫で透明なアクリル樹脂が採用されている。

タジマ 自然が綾なす微妙な色彩と柄を表現 特殊加工により焼き物のような印象
 床づくりの専門メーカーのタジマ(東京都千代田区)は商業施設、公共施設などを対象にした、コンポジションビニル床タイル「テラーノ」を4月1日に発売した。
 同製品はタイルの色彩と柄など自然の風合いをナチュラルに表現しているほか、四辺特殊R加工により焼き物のような印象を受けるため、今までにない新感覚のコンポジションタイルとなっている。
 また、利用者の要望に応えるべく、セラミックや石が比較的多く見受けられるショッピングモールなどの床面において長方形タイプでも対応が可能なように、サイズをそれに合わせる形にしているので利便性が高いという。
 なお、同製品の寸法は、3mm(厚さ)×304・8mm×457・2mm。色数は10色をラインアップしており、価格は工事費が別途要するが、1m2あたり3300円で展開している。




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