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森ビル 2月11日オープンの「表参道ヒルズ」内覧会開催 MEDIASHIP」コンセプトにトレンドを世界に発信 表参道の新たなランドマークが誕生

2006.02.06 14:14

 森ビル(東京都港区)は、2月11日にグランドオープンを迎える「旧同潤会青山アパート」建替事業「表参道ヒルズ」のプレス内覧会を開催した。
 地上6階・地下6階建て、延床面積3万4061㎡、93店舗の専門店からなる商業施設、38戸の住宅、全216台の駐車場で構成された複合施設「表参道ヒルズ」。270mのファザードは、東京メトロ「表参道」駅から明治神宮へと至る表参道の約4分の1を占め、まさに表参道の新たなランドマークに相応しい建物となっている。
コンセプトは「MEDIASHIP(メディアシップ)」。日本のファッション、文化の中心としてトレンドを発信する。
会見で森ビル代表取締役の森稔氏が「歴史に残る建物にした」と話すように、同ビルには様々な趣向が凝らされている。建築設計を担当したのは、周知の通り安藤忠雄氏。本館中央には地下3階〜地上3階までの6層の吹き抜け空間が広がり、表参道の坂とほぼ同じ勾配を持つ長さ700mの”スパイラルスロープ”(第二の表参道)が吹きぬけ空間を螺旋状に囲む。地下1階から地下3階の吹き抜け空間の中央には大階段を設置し、その大階段につながる地下3階には約500㎡の広さを持つ多目的スペースを配置した。
 また、外壁には長さ250mのLED「ブライトアップウォール」が設置され、このほかムービングプロジェクターや超指向性スピーカー、大画面ディスプレイなど、光や映像、音などによる多彩な演出を可能にする最新の装置・技術を館全体に施した。




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