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生駒データサービスシステム 空室率や賃料の詳細レポートを提供 エリアでのビルの位置付把握するサービス開始
2006.01.23 17:19
首都圏のオフィスビル市況は急速に改善しているが、マーケットが大きく変化する場合、自社のビルがどのようなポジションにあるのか判断するのは難しい。IDSSはこうしたニーズに対応する新サービスを開始した。
シービー・リチャードエリス(東京都港区)の関連会社生駒データサービスシステムは、04年から空室率や賃料動向を詳細に調査した情報を掲載する会員限定サイト「アイデスクレイス」をWEB上で提供しているが、この度、特定のオフィスビルの市場における位置付けが把握できる「ポジショニングレポートサービス」を開始した。
「対象ビルを地図上で指定し、半径200mおよび400mの円商圏内のオフィスビルをサンプルとしてデータを集計します。延床面積、築年数別に各属性のビルがどの程度存在するのか、競合ビルのボリュームはどの程度か、空室率や募集賃料は他のビルに比べてどの位置にあるのかなどを把握することができます」(前沢氏)
物件売買を実施するアクイジション担当者やリーシング状況の報告を行うPMマネジャーなどの専門家の利用を見込む他、一般のビルオーナーにも利用しやすいシステムになっている。レポート提出が可能な地区は東京23区と大阪21エリア、名古屋市中心部9エリアだが、今後は札幌・仙台・広島・福岡地域へも広げていく。
なお、レポートを利用するには、3万1500円を支払って会員となり、簡易レポート1で6300円、簡易レポート2で2万5200円、標準レポート3万7800円で利用できる。