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<新会社設立>ジョーンズラングラサール 三洋電機と共同出資でFM新会社を設立 5年間で30%の経費削減を目指す
2006.01.23 17:21
ジョーンズラングラサール(東京都千代田区・JLL)は、三洋電機(大阪府守口市)と共同出資による新会社「ジョーンズラングラサール・ファシリティーズ(仮称)」(東京都千代田区)を設立する。出資比率はJLLが90%、三洋電機他が10%となる予定。新今年初旬、早ければ3月までに業務を開始する予定だ。
三洋電機の施設管理を担ってきた100%子会社の三洋アソシエイトサポートには三洋電機から約210名の従業員が出向しているが、全て新会社へ転籍。同社の大阪、東京本社、研修センター、各主力工場など39万㎡の管理を受託し、5年間で約30%の経費削減を目指す。なお、今回の受託によりJLLの日本における管理面積は125%以上増大し、約69万7000㎡となる。
「三洋電機は知名度が高く、今回の共同出資は当社のアウトソーシング力とサービス水準の高い実績が評価されたものと確信しています。また、三洋電機との提携は、外資系顧客が多い弊社にとって日本企業へのアプローチに弾みをつけ、アウトソーシングという選択の機会を提供するという点においても大変意義深いことだと考えます」(濱岡氏)
今後は三洋電機以外の企業からも施設管理を受注していくことも視野に入れた展開を行っていく。