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「六本木ヒルズ」となりに54階複合ビル
2023.02.20 10:37
野村不動産(東京都新宿区)とケン・コーポレーション(東京都港区)が東京都港区で権利者と推進しいる「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」が、2月15日に権利変換計画について東京都知事の認可を受け、本格的にスタートする。
開発地は地下鉄「六本木」駅から西へ約300m、「六本木ヒルズ」西側に隣接する約1・6ha。地内では緊急輸送道路に指定されている補助10号線(テレビ朝日通り)の未整備、耐震性が不足する建物の存在、緑や公園等のオープンスペースの不足などの課題を抱えていたことから、事業では周辺市街地と調和した緑豊かで魅力ある複合市街地の形成を目指し、超高層ビルを建設。住宅・事務所・商業機能を導入し、便利で快適な都心生活の舞台を提供する。
超高層棟は敷地面積3840㎡、延床面積9万7010㎡、地上54階地下4階。国際色豊かな西麻布、六本木エリアに相応しい国際水準の宿泊機能を備えるべく、外資系ラグジュアリーホテルブランドを誘致する。テレビ朝日通りの拡幅や「六本木ヒルズ」を含む周辺地区との回遊性を高める歩行者デッキの整備、地域の拠点となるオープンスペースを整備し、まちの安全性・防災性を高めるとともに地域の賑わいを創出する。また、地区内の3つの寺社を再配備し、まちの歴史も継承していく。
プロジェクトの着工は2023年度、竣工は2028年度を予定している。