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「中野」駅北西の大規模複合再開発事業 名称は「パークシティ中野」に
2023.02.20 10:40
三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)と三井不動産(東京都中央区)が参加組合員として参画し、東京都中野区中野四丁目で推進している「囲町東地区第一種市街地再開発事業」の街区名称が「パークシティ中野」に決定した。
「パークシティ」は三井不動産レジデンシャルが提供する商品ブランドの一つで、再開発事業で「パークシティ」を冠するのは、「パークシティ大崎」、「パークシティ武蔵小山」に次いで3例目。
また、敷地内のオフィス・商業棟の名称は「中野M-SQUARE」に決定した。
同プロジェクトは、JR中央線・総武線、東京メトロ東西線「中野」駅北口の西側、JR線路沿いの約2・0haで実施される大規模複合再開発事業。2022年9月1日に着工し、2025年12月に竣工予定。住宅、オフィス、商業施設等を整備し、「中野」駅から続くペデストリアンデッキとの接続を予定している。
開発街区は東側のA敷地と西側のB敷地からなり、両敷地合わせて3棟のビルを建設する。A敷地には地上12階地下2階のオフィス・商業棟「中野M-SQUARE」と、地上25階地下2階、545戸が入居する住宅棟を建設。B敷地には地上20階地下1階、262戸が入居する住宅棟を建設する。
プロジェクトは、開発コンセプトを「緑があふれ都市と自然とが融合した街づくり」とし、人々の交流や人の賑わいの創出、緑の空間づくり等を推進。設計・総合監修は佐藤総合計画(東京都墨田区)が担当。ランドスケープと外装デザインは、光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所(東京都品川区)が担当している。路地空間や約1000㎡の「おみこし広場」、2000㎡超の緑地空間を持つ「都市と自然を融合」した計画としている。建築デザインも「中野」駅前に相応しいランドマーク性のある外観デザインとし、低層部には歩行者向けの空地やデッキを設けることで、賑わいと回遊性を創出する丘を想起させるデザインを、高層部は、空と雲の移ろいを想起させるデザインとしている。
三井不動産グループでは、引き続き、権利者の皆様と連携を図り、多様な人々が集い出会うコミュニティの拠点となる魅力あふれる空間を創出し、活気ある街づくりに取り組むとともに、持続可能な社会の実現に貢献していく。