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住友商事 京都の廃校舎跡地活用事業者に選出
2018.01.22 10:56
同プロポーザルは、京都市が地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する「賑わいと文化交流が生まれる施設」の整備のため、同市所有の元白川小学校(元粟田小学校)跡地を借り受け、事業を展開する民間事業者を選定することを目的に実施されたもの。
同社は同廃校舎跡において、文化事業と賑わい事業を融合し、伝統文化や伝統産業を取り込み体現した、文化複合施設を開発する予定。同施設には、伝統工芸品を展示・販売するギャラリーショップや、地域住民が気軽に立ち寄れるコミュニティ・ガーデン、京文化の体験が可能なホテルなどを整備する計画としている。外観についても、京都市の魅力ある景観に調和した現代和風とする予定だ。
今後、具体的な事業化に向けた合意形成のため、京都市や地域住民の方々との協議を行った上で、京都市と基本協定書を締結し、本事業を推進していく。
同社は「地域に受け継がれてきた伝統と文化を大切に受け継ぎ、本施設を末永く愛される地域のシンボルとしていくことを目指します。さらに、本事業の開発を通じて、京都市のさらなる地域の賑わい・魅力の創出や、まちづくり、地域経済の活性化などに貢献していきます」としている。