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リクルート 民泊支援事業に参入 AIRビート提携し空き部屋活用
2018.01.22 10:57
リクルートグループで不動産情報サイト「SUUMO」を運営するリクルート住まいカンパニー(東京都港区)は17日、Airbnbと業務提携し、住宅宿泊関連事業に参入すると発表した。「SUUMO」に掲載している賃貸管理会社や賃貸オーナーに、空き部屋を活用した住宅宿泊運営(民泊)を支援し、賃貸物件の収益向上に寄与することを目指すもの。
同社はAirbnbとの業務提携を通じて、住宅宿泊運営の支援事業を展開する。SUUMOに物件情報を提供すると賃貸と住宅宿泊2通りの活用が可能になる。民泊の際は、Airbnbなどのホームシェアリングプラットフォームを通じ、全世界から利用者の集客を行うことが可能だ。また、同社の提案で民泊経営をする際は通常のAirbnbサイトでの集客のみでなく、特別サイトを通じた集客施策も展開予定。
同社では民泊支援で提供できることとして、(1)同社と提携している民泊運営代行会社が業務を行うなどの運営効率化、(2)特別なサイトを通じた集客の実施による効果的な集客、(3)Airbnbと協働し、データを分析・活用したマーケティングの質向上が挙げている。
リクルート住まいカンパニーは今回の事業参入について「賃貸管理会社や賃貸オーナーの収益向上の一助となることを目指します。今後、賃貸管理会社や賃貸オーナーの皆様に、より安心して住宅宿泊事業運営をしていただけるよう、データを活用して、よりきめ細かなサービス提供をしていきたいと考えています」と述べている。