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不動産業界短信
2005.08.08 11:14
★社名変更
不動産ファンド事業などを展開するクオンツ(渋谷区)は、今月1日から社名をクオリケーション(QUALICATION,INC.)に変更した。また取締役3名を新任している。新たに取締役となったのは高澤廣志氏、一谷利之氏、本間将氏。
★子会社設立
コマーシャル・アールイー(中央区)は、投資用不動産物件の販売分野における事業拡大を目的として、投資用マンション開発・分譲および販売代理を行う100%出資子会社の「CREアセット」を設立した。本店を福岡県福岡市に置き、代表を足立禮氏が務める。営業開始日は10月を予定。
■クリード(千代田区)は、海外不動産の投資・運用事業を推進すべく、100%子会社の「クリード・グローバル・インベストメンツ」を設立する。自己資金および投資家との共同出資により海外不動産に投資し、国内外の投資家に投資機会を提供していく。代表取締役社長にクリード現顧問の長谷川斉氏が就任。今期中にヨーロッパ・アジアにおける当該新会社の現地拠点を立ち上げ、現地パートナーと連携を行う。
★組織変更及び人事異動
SBIパートナーズ(港区)では8月1日付けで、主に不動産担保付債権や代物弁済・競売などによる担保不動産等の不良債権投資、あるいは不動産関連の事業再生投資事業を行う「プロジェクト開発事業部」を新設する。不動産投資事業を行うプリンシパルインベストメント事業部内で行っていた不良債権投資事業の強化が目的。これに伴い、山口雅幸氏が執行役員プロジェクト開発事業部長に就任する。
■NTTファシリティーズ(港区)は、新任取締役に吉村辰久氏が就任することを発表した。なお、取締役の矢野厚氏は退任する。
★事業再生業務協力協定
リサ・パートナーズ(千代田区)は、札幌銀行との間で事業再生に関する業務協力協定を締結した。今回の業務提携により、同社が事業再生に関して提携する地域金融機関は19金融機関に達し、北海道から沖縄まで全国規模のネットワークとなる。
★ファンド組成
日本土地建物(千代田区)は、みずほ銀行、みずほ信託銀行及びみずほインベスターズ証券などの出資を得て、一般事業法人の減損会計対応・事業再構築ニーズ等に対応した不動産プライベートファンド「ネオパスソリューションファンド(NSF)」を組成し、運用を開始した。ファンドの形態はマザーSPCと複数のベビーSPCからなる2層型ファンドで資産規模は500億円。既に「ベビーSPC」の運用を開始しており、東京都中央区のオフィスビル2棟と、埼玉県の共同住宅1棟を組入れている。
★大阪営業所開設
セキュアード・キャピタル・ジャパンのアセットマネジメント子会社であるエス・シー・ジェイ・インベストメント・マネージメントでは、大阪を含む西日本地域の投資案件の増加と投資資産のAM業務効率化のために大阪営業所を北区堂島浜1―4―16アクア堂島・大和堂島ビル15階に開設する。所長は飯田裕二氏が務める。