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鹿島建設 「ウォータースクリーン」が国交省の一般認定取得 東京ビル地下1階にて5・6mに渡り設置工事中
2005.05.30 10:24
鹿島建設(東京都港区)とホーチキ(東京都品川区)が共同開発した防火システム「ウォータースクリーン」が、特定防火設備として国土交通省の一般認定を取得した。
同システムは200ミクロンの微細な水粒子を噴出する特殊なスパイラルヘッドをライン上に連続配列し、防火区画を形成するもので、水幕のどこでも通れる特性は、火災時の高い避難安全性、そして救援・消火活動を確保する。また、従来の防火シャッター等では難しい、カーブした防火区画や複雑な断面形状における区画が可能となる。
今回の国土交通省の一般認定取得により、幅50メートル、高さ6メートルまでの範囲であれば、複雑な手続きを経ずに設置できるようになり、現在、適用第1号物件として千代田区丸の内にて建設中の(仮称)東京ビル地下1階のJR京葉線コンコースに連絡する建物地下1階に5・6mに渡って設置工事中となっている。