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JR東日本グループ初 「国立」駅前に木造商業ビル

2023.03.13 10:59

 JR中央線コミュニティデザイン(東京都小金井市)は、「国立」駅南口にJR東日本グループ初の木造商業ビル「(仮称)nonowa国立SOUTH」を今月中旬に着工する。設計施工は大林組(東京都港区)が担当。開業は、2024年春を予定している。
 脱炭素社会の実現に資する計画として認められ、国土交通省の「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」として採択された。同事業は、住宅・建築物の木造化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する木造建築物に対し、プロジェクトの実施に要する費用の一部を補助するもの。
 計画建物は、敷地面積約840㎡、延床面積約2450㎡、木造(一部鉄骨造)地上4階建ての木造商業ビル。構造部や内装仕上げ部には積極的に木材を採用することで、試算上、約150tのCO2量が固定可能。構造部は、汎用木材による耐火木造技術「オメガウッド(耐火)」を採用した木柱と、鉄骨梁を組み合わせたハイブリッド木構造。鉄骨梁も耐火被覆に集成材を利用した木質ハイブリッド集成材梁を採用することで、木造の耐火建築物を実現。
 また接合部(仕口)に、プレキャストSRC造を採用し、熱伝搬を抑止する。また、1階木柱の柱脚部は、地盤面より約1mの高さまでRC造とすることで、木柱部の応力低減と併せて、防腐・防蟻対策を図る。  これらの技術により、国土交通省から、同計画が先導的な木造建築物として設計・施工技術などの広範な普及・発展が期待でき、脱炭素社会の実現に資するとして認められ、「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」として採択された。




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