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清水建設 コンクリート構造物等を長期間・低コストで診断 汎用モニタリングシステムを開発

2005.04.11 17:06

 清水建設(東京都港区)は、大崎総合研究所(東京都千代田区)、財団法人ファインセラミックスセンター(愛知県名古屋市)と共同で、コンクリート構造物などを長期間・低コストで簡易に診断できる汎用モニタリングシステムを開発した。
 同システムは高感度な損傷検知機能を持った炭素系材料を用いる「自己診断センサー」と、無線技術を利用した「非接触計測システム」を組み合わせたもの。モニタリングの対象などにあわせてセンサーを選べるように、新たに建設するコンクリート構造物用である「ロッド状」センサー、そして既存のコンクリート構造物や鉄骨構造物用には、構造体の表面に貼り付けるフィルムセンサーの2種類を用意している。従来のセンサーのように抵抗計測機器などを信号ケーブルを介してセンサーに接続する必要がないのが特徴となっている。




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