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三井不動産 三井ジェムストーンファンドⅡ運用開始 7物件総額約380億円
2005.03.07 16:19
三井不動産(東京都中央区)、私募型不動産ファンド「三井ジェムストーンファンドⅡ」を組成し、運用を開始した。
同ファンドは、東京、大阪の他、地方有力都市のターミナル駅前または、商業エリアの中心といった好立地のポテンシャルの高い不動産7物件を取得し、同社が総合的なマネジメント業務を行い、運用機関終了までに、J-REITや機関投資家ほかへ売却していく方針となる。
また、同ファンドが保有する不動産は立地特性上、既存のオフィス用途での運用のみならず、商業用途への転用も視野に入れた、柔軟な活用を行っていくという。
昨年4月から運用している「ジェムストーンファンドⅠ」に続くⅡ号ファンドとなるが、同ファンドのシリーズ化により、三井不動産は、不動産市場と金融資本市場を結びつける「高度な仲介機能」を果たし、グループ全体でマネジメント事業を受託し、ファンドビジネスの柱として発展させる。
なお、ジェムストーンファンドⅡの運用期間は5年、総資産額が約380億円(7物件)、エクイティ出資額は約126億円(出資者:大手年金基金、大手機関投資家)となっている。