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ダイビル 「大手門タワー・ENEOSビル」の一部持分取得
2023.04.03 11:15
ダイビル(大阪市北区)は3月27日、「大手門タワー・ENEOSビル」一部持分の信託受益権を取得した。
「大手門タワー・ENEOSビル」は2015年10月竣工、地上22階地下5階の大規模複合ビル。延床面積は10万3462㎡(約3万坪強)で、敷地面積は6894㎡。日本随一のビジネスエリアである大手町・丸の内・有楽町の通称「大丸有エリア」に立地。地下鉄5路線が利用可能な「大手町」駅直結。最寄り駅から、また他のオフィスエリアにもアクセスが容易な利便性を備える。ちなみに取得先は積水ハウス(大阪市北区)。三菱UFJ信託銀行(東京都千代田区)に信託されている共有持分73%のうち信託受益権準共有持分20%を取得した。
同社では2018年度~22年度における、中期経営計画「『Design 100』プロジェクトPhase-2.」での重点施策のひとつ、「都心大型オフィスビルの取得」の一環で、同ビル一部持分の信託受益権取得に至った。前述の特長も含めて、高い競争力を評価。「当社収益に安定的に寄与すること」の視点から取得に繋がっている。なお同エリアでは、昨年12月に「大手町ファーストスクエア」を一部取得(信託受益権)。今後も優良物件の取得に積極的に取り組む。