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昭和電線の工場跡地に複合型物流施設 物流を核にインキュベーション施設や託児所など整備

2023.04.10 10:39

 昭和電線ホールディングス(川崎市川崎区)、昭和電線ケーブルシステム(川崎市川崎区、昭和電線CS)、大和ハウス工業(大阪市北区)および芙蓉総合リース(東京都千代田区)は、昭和電線CSの相模原事業所敷地内を開発する「南橋本4丁目プロジェクト」の推進に合意した。計画の提案・統括は大和ハウス工業。
 計画では、昭和電線CSが相模原事業所(11万5000㎡)内の南側道路に面した区画約3万3000㎡を芙蓉総合リースに賃貸し、芙蓉総合リースが施主となって複合施設を建設する。
 開発する施設は、延床面積約8万㎡、建築面積約1万8000㎡、地上5階建ての設計を予定。物流倉庫を主として、一部は昭和電線グループが入居するインキュベーションセンターを置くことで検討を進めている。また託児所など、従業員や地域住民も利用できるテナントの入居も検討している。
 なお今回の開発計画は、昭和電線グループが進める製造拠点・製造ラインの効率化・集約化の中で、相模原事業所の製造棟を解体・撤去した跡地を有効活用することを目的としている。




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