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60周年を迎える星光ビル管理 持続可能な社会の一助に TCFDへ賛同表明

2023.04.10 10:46

 星光ビル管理(大阪市中央区)は日本生命の投資用ビルを始め、オフィス・商業だけでなく、病院や物流など多岐にわたるビルや施設の「設備」、「清掃」、「警備」等のビル管理サービスを静岡及び北陸以西で提供してきた。先月27日付けで、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)への賛同を表明した。
 創立は1950年で、貸ビル業から開始。その後、1963年ビル管理業へ本格参入。今年5月29日で60周年を迎える。代表取締役社長の長谷川靖氏は「この60年は、長期に亘り、『皆様』にご支援頂いたおかげでお迎えできたもので、この『皆様』には、『お客様』、当社と一緒にビル管理サービスをご提供頂いている『協力会社様』、日頃より当社を温かく見守って頂いている『株主様』、更に長きに亘り、当社の屋台骨を支えて頂いた『従業員の皆様』のおかげだと考えております」とこれまでの歩みを語った。
 TCFDは、気候変動が自社事業にもたらすリスクと機会を把握し、TCFD提言が推奨する気候変動に係る「ガバナンス」、「戦略」、「リスク管理」、「指標と目標」の各項目に関し、開示するもの。同社では、今後はサスティナビリティ経営を推進し、開示内容の充実化に取り組み、持続可能な社会の形成に一層寄与していく姿勢だ。
 長谷川氏は「現在・将来に亘る『お客様』からのニーズを踏まえ、当社では、温室効果ガス排出量の削減を環境経営における重要課題と位置づけ、事業活動で発生する環境負荷の低減に取り組み、サスティナブルな社会へ貢献してまいりたい。また、引き続き、日本のビルの安全・安心・快適を提供する総合ビル管理会社として、お客様とともに歩んでまいりたい」と語った。




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