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東京建物 タイのオフィスビル開発に初参画 バンコク中心部の中規模複合開発を推進、7月竣工へ

2023.04.17 14:42

 東京建物(東京都中央区)は、タイでのオフィスビル開発事業に初めて参画する。竣工は7月を予定している。
 事業はシンガポールの事業会社を通じて、商業用不動産開発、運営管理などを展開するWHAKW社(タイ王国サムットプラカーン県)とオフィスビル開発を共同で行う。なお、東京建物とWHAKW社は、戦略的事業パートナーとして継続的に将来プロジェクト参画協議を行うことに合意しており、今後も互いのノウハウを生かし共同事業の展開を検討していくという。
 参画するオフィスビルプロジェクトは「スクンヴィット25プロジェクト」。立地は、バンコク中心地のオフィスビルと商業施設が集積するBTS(高架鉄道)「アソーク」駅および地下鉄「スクンヴィット」駅から徒歩5分。建物は、敷地面積1489㎡、延床面積約9500㎡、RC造地上7階地下2階建てのオフィスと一部商業区画を有する中規模オフィスビルの開発。
 タイは今後も中長期的に旺盛な不動産需要が見込まれる。東京建物では、中期経営計画のなかで海外事業の成長を重点戦略の一つとして掲げており、タイには2018年から進出している。
 東京建物が参画するタイでの開発はほかに、バンコク中心部で地上37階と40階のマンション、バンコク郊外で地上8階のマンションがある。




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