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トラストファイブ スモールビルブランド「コレタス高田馬場」竣工
2023.04.17 15:02
トラスト・ファイブ(東京都千代田区)が高田馬場2丁目で開発を進めていた「コレタス高田馬場」が竣工を迎えた。同ビルはアクセスの分かりやすさとシンボリックな外観デザインを兼ね備えた、「初めてでも地図アプリ不要で行けるビル」がコンセプトのデザイナーズビル。
東京メトロ東西線「高田馬場」駅徒歩3分、JR線・西武新宿線「高田馬場」駅からは徒歩5分に立地する。副都心線の「西早稲田」駅も加えると4路線が利用可能。ビルは地上12階地下1階建て。延床面積は1516・64㎡。設計はラカンデザイン研究所(東京都新宿区)、施工はNB建設(横浜市神奈川区)が担当。中層階の凹部によりリズム感が生まれる外観を構築した。
高田馬場・西早稲田エリアは古くから大学や専門学校・学習塾の集積地。近年では向学心の強い留学生も加わり、大学発ベンチャーが活性化している。ベンチャー企業にも応えることの可能な新築ビルが誕生した。
同社の展開しているスモールビルブランド「コレタス」は、2021年11月からスタート。現在開発棟数を増やしており、スタートアップや中小企業、小回りの良さを求めるイノベーティブな大企業等の入居を想定している。ビジネスと商業の双方に適した街を開発地に選定し、利便性・集客性・防災対応力の高い土地に、同地に適した空間・設備を備えた物件を建設する。新築であることを生かし環境負荷を考慮したサステナブルなビルに仕上げ、地域社会とも共存共栄できるビルとする。