不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2004.12.27 10:41

★3ページのために
栗木商事代表取締役の栗木秀樹氏は、名古屋市中区丸の内に自身初めてとなるオフィスビルを建設するにあたってあらゆる建築関係者の書籍を読破。その中には洋書もあり、約300ページにも及ぶ内容のものも原書で読みこなした。しかし、栗木氏曰くそのうち使える情報はたった3ページしかなかったとか。

★どっちのお酒?
吉祥寺の再開発ビルを運営する武蔵野市開発公社主幹並木武夫氏は、テナントを大手メーカーの酒と地酒に見立てて考えている。長期安定的な入居を考えるなら大手メーカー酒、集客の起爆剤としてビル活性化につなげるなら地酒。どっちの酒が美味しいか、晩酌しながら悩む日々だとか。

★原稿のこだわり
性機能不全の治療院を営み、びるを運営するASSクリニック所長の甲藤秋徳氏。同氏は依然週刊誌で医学関連のコラムの連載をしていた。当時はワープロではなく手書きで原稿を書いていたが、1文字でも間違うとまた新しい原稿に1から書き直さないと気が済まない質である。医院やビルの経営で多忙な日々を送っていても、連載終了までそのポリシーは守り通したそうだ。

★不動産売買市場
東京都千代田区神田にてビル経営を行う裕幸社代表取締役の平岡直記氏は仲介業も手掛けている関係上、銀座の地名が付くビルの売買価格がバブル並みになっていることについて疑問を抱く。銀座エリアで管理しているビルのテナント募集で引き合いの増加も、賃料値上げも起きていないからである。

★リノベーション好調
インキュベーションオフィスを展開するエイチイープロパティコンサルタンツは青山、麻布界隈のオフィスをリノベーションし高稼働させている。現在、日本橋のビルの地下1階改修が終わり入居者を募集しているが、こちらも順調。実績が認められ、同ビルの上層階についてもリノベーションの依頼を受けているという。

★密かなサービス
六本木共同ビルが所有する「六本木ロア」はその知名度、場所柄から芸能事務所の入居が少なくない。人気タレントを抱える事務所が入居しているが、ファンが押しかけないようテナント板からは企業名を外している。満室稼働しているのに空室があるように見えるのは残念だが、これもテナントサービスの一つだという。

★経営研究会
貸ビル業の他にオーダーメイド紳士服の販売などを手掛けるモリシマでは名古屋地区の経営者を集めて名古屋経営研究会を開催している。これからの例会の予定は新年の13日に安曇野ワイン代表取締役社長の犬養義人氏を招いて講演を行ってもらうものだという。

★オーナー座談会
渋谷区神宮前にビルを所有する三信建物常務取締役の長田誠氏は、賃貸住宅の運営も行っている。弊社グループ会社の全国賃貸住宅新聞社が主催した賃貸住宅オーナー座談会に参加し、情報交換を行った。事業用ビル以外の情報収集も怠らないようにしている。




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