不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2004.12.20 11:28
★霊が告げたバブル崩壊
千代田区外神田にビルを所有する長谷川竹夫氏は、昭和60年ごろ都内にビルを建設することを決め銀行から5%の金利で資金を借りたところ、その後すぐに利率が一気に9%に上昇した。これに不安を覚えたため霊能力者に相談したところ「暴落する!」と告げられ、完成後すぐにビルを売却した。その後バブルが崩壊したが、お告げのお陰で負債を抱えずに済んだという。
★名前の由来
荻窪のビルと北海道の温泉旅館を所有する共栄興産の会長増田徹氏は、昭和43年に会社を設立した。氏の信条は「自分だけの利益を追求しない」である。人に喜んでもらえる世の役に立つ仕事をし、「共に栄える」ことを願って社名を「共栄興産」としたのだとか。
★横の繋がりが大事
千代田区でビルを経営する駿台荘の代表取締役土井祥敬氏の趣味はパソコン組み立てである。2年前に先代の後を継いでビルオーナーとなってから、駿台荘のホームページも刷新した。土井氏の次の目標は周辺オーナーと協同でホームページを作り、地域でテナントを募集すること。ネットワーク作りのため11月のビルオーナークラブ設立パーティーにも出席し、他オーナーと親交を深めた。
★先代への思い
港区浜松町でビルを所有する開光不動産は、現社長松永氏の先代が大正時代に興した松永電気工業がルーツとなっている。先代は関東大震災後、鉄筋の構造物が出現したことを受け当時としては画期的な電線の隠蔽配管事業を始めた。先代もビル経営を希望していた。松永氏は新会社設立に際し、先代の戒名の一部「開光院」を社名に冠したという。
★原宿の不安材料
原宿にて創業30年以上の実績を持つ原宿東拓代表取締役の浅岡美一氏は、表参道の高級ブランド出店による賃料高騰に不安を抱く。かつて竹下通りが経験したタレントショップの出店ラッシュによる賃料高騰。その店舗撤退後、イメージ低下がしばらく続いたが、そうした状況を避けたいという思いがあるからだ。