週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日本プライムリアルティ投資法人 新麹町ビルの区分所有権を2億円で取得 地下1階付き地上9階事務所・住居複合ビル

2004.11.15 11:26

 日本プライムリアルティ投資法人(東京都中央区)は11月12日、新麹町ビルの区分所有権を個人所有者より取得した。
 同投資法人は既に新麹町ビルの権利を1部所有しているが、持分比率を向上させ、運用効率の向上を図ることが取得の理由同。物件は東京メトロ有楽町線「麹町」から徒歩3分に位置する、地上9階、地下1階、延床面積5152・98㎡の事務所・住居複合ビルで、平成13年11月16日には、同物件の占有面積2067・34㎡を16億7000万円で、平成14年11月21日には、占有面積884・22㎡を5億5000万円で同等私法人が既に取得しているもの。  今回取得するのは専有部分の306・58㎡となっており、日本プライムリアルティ投資法人が同ビルの権利を有する専有部分の面積は全体占有面積の77・3%にあたる3258・14㎡となる。また、権利を有するテナントの総数は11となった。
 契約は賃貸借契約については、売主から賃借していた弥栄と東京建物がマスターリース契約を結んでいたが、同物件の引渡しと同日付けで、これらの賃貸借契約を合意解約して、信託受託者であるみずほ信託銀行とテナントとの直接賃貸借契約に移行する。
 なお取得価格は、2億円。仲介は同投資法人の資産運用会社東京リアルティ・インベストメント・マネジメントの株主である東京建物が行い、600万円を支払うことになっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube