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ゼファー 開発型ノンリコースローン活用 みずほ信託・北海道銀行が融資

2004.11.08 15:43

 ゼファー(東京都千代田区)は、現在開発を進めている札幌市中央区における大規模複合商業施設の詳細計画を決定した。
 開発にあたり、既に同社が保有していた建設予定地を、みずほ信託銀行が信託受益権化し、本計画を推進する目的で組成した特別目的会社(SPC)が取得している。SPCは、同時にみずほ信託銀行及び北海道銀行より物件を担保とする開発型ノンリコース・ローン融資を受け、また、同社並びに新生銀行、パワーズアンリミテッド、全国保証からの匿名組合出資を受け、開発資金を調達する。
 本施設の建設は清水建設が行い、物件竣工後のアセットマネジメント契約は、同社子会社のゼファー不動産投資顧問がSPCより受託する。
 同施設は、敷地面積約3500㎡の建設予定地に、地上7階地下1階建、延床面積約2万2000㎡の大規模複合商業施設を建設する。また、屋上部分に観覧車を建設・設置し、同地区における新たなランドマークとなることを目指す。物販・飲食・アミューズメント施設を内包した「時間消費型」の複合施設となり、平成18年春のオープンに向け開発準備中で、商業施設開発業務については三越建装部門が担当し、事業アドバイザーとして三菱地所住宅販売札幌支店、三菱商事北海道支社が参画して現在有力テナントを選定中である。




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