不動産トピックス

交遊録 管理委託は義理と人情が優先

2004.11.08 16:42

 浅草で仲介業と不動産鑑定士事務所を経営する海老沼利幸氏。浅草エリアでは地場の仲介業者の高齢化が進んでいることもあり、同氏の事務所でも昨今、他社の管理物件を引き継ぐ形となったそうだ。
 「浅草のビルオーナーは管理会社の質が少々悪くても義理と人情を優先して契約を続けるケースが多いです。管理の委託を打ち切る時は、その管理会社の廃業によることが多いです」
 ビルの管理面でより効率性を求め業者の選択にシビアになるオーナーも増えているが、いい意味でも悪い意味でも下町らしさを残す浅草は例外であると言えそうである。
 「今回管理することになった物件は、7つの空室があります。まず1部屋につき内装工事をし、埋まればその資金で次の部屋の内装工事をするという自転車操業的なテナント付けをする考えです」




週刊不動産経営編集部  YouTube