不動産トピックス
交遊録 戦後焼け野原だった原宿の光景が地道な街づくり活動の力の源泉
2004.08.30 16:51
渋谷区神宮前の原宿エリアは住民の街づくりが活発な地域である。ゴミ拾いや落書き消しなどのクリーン運動や防犯パトロールなど誰に強制されるわけでもなく自発的に行っている。また、ビルの経営者たちは風俗店や遊技場など風紀を乱すようなテナントの入居を避け続け、衣料品のブランド店などの誘致に成功しファッショナブルな街並みを形成してきた。しかし、そういった街づくりの力の源泉は一体どこにあるのだろうか。同エリアでビルを経営し、原宿隠田商店会会長の佐藤銀重氏は語る。
「原宿エリアのビル経営者や仲介業者ビル経営者や仲介業者は幼馴染みが多いです。例えば明治ビルのオーナー五月女真一さんや仲介業の原宿東拓の代表の浅岡美一さんなどは昔からの仲間で、みんな焼け野原だった原宿を見ています。地元の復興からきれいな街づくりは皆の総意でしょう。不良テナントは仲間の監視が厳しくとても入居させられません」
目蓋に焼きつく焼け野原の原宿が街づくり活動の力の源泉と言えそうだ。