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ジョーンズラングラサール 東京の不動産市場調査内容発表 不動産投資市場が活発な動き 需給バランスは改善

2004.05.17 17:06

 ジョーンズラングラサール(米国イリノイ州シカゴ)のアジア太平洋地区グループ(シンガポール)は、「東京における不動産市場」に関する調査レポート(四半期の毎に発表)の内容を発表した。
 今回の調査報告にて①都心3区(千代田区・中央区・港区)の不動産市場は、需給バランスの改善と景気回復の兆しに後押しされて賃料が安定しつつあり、底打ち間が出てきたが、マーケット全体では新規需要は停滞②2004年第1四半期の不動産投資は非常に活発な動きを見せた③不動産投資信託市場が特色となった。
 ①については、第1・四半期に竣工した千代田ファーストビル、品川イーストビル、日本橋一丁目ビルは全て100%の稼働率でオープンしたこと、②については、東急電鉄のセルリアンタワー売却や日本リテールファンドによる渋谷神宮前のエスキス表参道取得に代表される大型物件の売買が成立、③についてはJ-REIT市場について、新たに2つの投資法人が東京証券取引所に上場され、拡大した時価総額を挙げた。




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