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フロンティアコンサルティング 伊豆大島にサステナブル拠点開所 島内外のワーカーが利用できるコワーキング
2023.05.29 10:46
フロンティアコンサルティング(東京都千代田区)は18日、サステナブル拠点「Izu―Oshima Co―Working Lab WELAGO(ウェラゴ)」を伊豆大島に正式に開所。運営も開始した。
WELAGOは、同社のサテライトオフィスかつ島内外のワーカーが無料で利用できるコワーキングスペース。元々は1991年の「第1回全国椿サミット大島大会」の開催記念として造られた地域コミュニティ施設で、大島町が所有する低利用施設を改修し構築した。建物正面から見て右手の部屋を「MIGITE」と命名。WELAGOの思想を反映したアートが壁一面にあしらわれ、落ち着きのある空間に仕上がった。
一方左手は「HIDARITE」と命名し、施設を訪れた利用者を迎える受付カウンターを設置。施設やコンテンツの案内、利用者のサポートも行う。また都市部とのコミュニケーションを生み出す「tonari」、可動性の高い什器を設置するなど、フレキシブルな空間利用が可能となっている。更に屋外スペース「SHIBAFU」も設けた。天候の良い日やイベントに合わせてキャンプギアを設置。開放感あふれる環境の中で、ミーティング等を行うことも可能だ。
開所当日には、メディア向けに調印式やテープカットも含めた開所式を開催した。WELAGOと、千代田区大手町の同社オフィスを映像で結びながら同時に開催。冒頭では同社執行役員の稲田晋司氏が「島内外のワーカーが共に『都市と地方の共存社会を、多様な働き方から描く。』を目的として造ることとなりました。その目的を念頭に置き、実践するロケーションを模索した結果、東京に最も近い諸島として、原始的な自然や独自の文化を持ちつつも人口減少や離島ならではの社会課題を抱える東京都島嶼地域に大きな可能性を感じました」と語った。
今後は施設を活用したコミュニティ運営を予定しており、地元大島を拠点にウェブメディアやコミュニティ事業を手掛けるTIAM(東京都大島町)と業務提携を締結。都市と地方が共存する社会を多様な働き方から促進していく。