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INAX 節水ESCO事業に問合せ100件以上パブリックトイレアクセサリーを拡充

2004.04.12 15:51

 INAX(愛知県常滑市)が、昨年12月より展開している「節水ESCO」事業が、現在までに100件以上の問合せを受け、関心を集めていることに合わせて、パブリックトイレアクセサリーを拡充した。
 節水ESCO事業は、例えばトイレリニューアル時の節水器導入に際して、節水診断、リニューアル工事、効果確認など様々なサービスを提供、得られる効果を保証して上下水道料金の初期投資を軽減するサービスである。
 診断結果に応じた契約期間が終了した後は、上下水道料金の削減分は全てオーナー側の経費削減分となる。なお、20階建て、2800名のオフィスビルの場合、節水効果に約44%減という実績例がある。
 同事業は「経済性」と「環境保全」を両立させた新たなビジネスモデルとして注目を集めている。そうした中、ランニングコストの軽減や資源を節約するためには、周辺機器の充実も必要となることから、同社はハンドドライヤー「スピードジェット壁掛けコンパクトタイプ」を4月より販売を開始している。
 「スピードジェット壁掛けコンパクトタイプ」は、従来のジェットタオル同様濡れた手にジェットの風を吹きつけることにより、手についた水滴を一気に吹き飛ばし、乾燥させるのはもちろん、必要なコストは電気代のみとなっている。そのため布ロールタオルやペーパータオルの経費が抑えられる効果を持ちランニングコストの低減につながる。カラーは3色を用意し、広さやインテリアにあわせた選択が可能で価格は13万8000円となっている。




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