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三菱地所 10年間で4500億円を投資 丸の内再構築の第2ステージを発表
2004.04.05 16:51
三菱地所(東京都千代田区)が丸の内再構築の第2ステージの展開方針を発表した。
同社は平成10年からの10年間を第1ステージと位置づけ、6棟のビルを建替えているほか、ビジネスに特化した街から、開かれた多様性のある街へと転換を図ってきている。
第1ステージ終了後より、始まる第2ステージでは、更なる「拡がり」と「深まり」を目指して、大手町・丸の内・有楽町地区の約111ヘクタールにその効果を波及させるという。
この第2ステージの10年間では、4500億円の投資を行い、既存ビルのリニューアルや7〜8棟の建替を行う。また「文化」「居住」機能の整備にも着手し、「都市観光」の魅力も高め、さらには「環境強制の推進」「ホスピタリティーの充実」を推進していく。
また丸の内初のオフィスビルである「三菱一号館」を復元することにより、「丸の内らしさの源泉」としての活用を図っていく予定。
さらには、高度なオフィスニーズに対応するべく、平成18年より「三菱商事ビル」「古河ビル」そして「丸の内八重洲ビル」の3棟は建替ることが決定している。